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Seven Blocks

住人の演出次第で個性のある部屋作りができるように配慮し、先に触れた多様性に対応するためにミニマルな空間とした。

敷地は、都内の幹線道路が二本交差する場所から少し離れた、昔ながらの商店街から数分の好立地にある。その南側は幅員8メートルの道路に面していて、元々舗装のされていない駐車場であった。

施主からの要望は、地域に適応した集合住宅で、明るく開放感のある住戸であった。また、駐車場だった敷地の機能を継続でき、マイクロバスの停車が可能な高さを有する駐車場であった。

都心部へのアクセスが良い住宅地と商店街の中間にあるこの場所は、様々な年齢層、職種、及び、立場の違う人々が暮す地域である。このような多様性に富んだエリアに建つ集合住宅として成立するように、タイプの違う幾つかのユニットを設定した。各ユニット、及び駐車場を形状の異なる7つのブロックとし、それらを集合させ、一つのヴォリュームへと形成した。さらに、収益性と共に、集団規定をクリアするためにそのヴォリュームの調整、並びに、整形を繰り返すことで、敷地に収まる建築物とした。なお、各住戸は、住人の演出次第で個性のある部屋作りができるように配慮し、先に触れた多様性に対応するためにミニマルな空間とした。また、一部住戸の南側に配した空間は、外部との中間領域であると共に上下階を繋ぐ立体的な縁側となる。

道路からは、ファサードに貼られたフィルム、中間領域、カーテン、居住空間、そして、ユティリティへと様々な要素が重なり合いながらプライバシーを確保して行く。レイヤー状に構成されたバンド状の躯体は、パブリックからプライベートな領域への変化と互いに示し合わせた構成となっている。スライスしたバンド状の構造部と非構造部を交互に組み合わせることで設備関係の配線、配管を収められる工夫を凝らした。また、透明感のあるポーラスで軽快な印象を与えるために、バンド状の扁平した柱及び梁で構成した一部耐力壁付きラーメン構造を採用することで、結果的にRC造であるにも拘らず、明るく開放的で都市に向かってオープンな集合住宅を実現した。

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